マウスピース矯正とは
マウスピース型歯科矯正装置を使用した治療は、マウスピース矯正またはアライナー矯正としても知られています。この方法では、透明なマウスピース型装置を使用して歯を移動させ、複数の装置を順次交換することで歯を理想的な位置に移動させていきます。治療期間中は、通常2週間ごとに新しい装置に交換することで歯を動かしていきます。
当院のマウスピース矯正について
当院では、装置が目立たず、お口の環境を快適に保ったままできる最新の治療を提供しています。この治療法は、デジタル矯正システムを用いた全く新しいもので、従来の治療法とは異なります。
マウスピース矯正のメリット・デメリット
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Meritメリット
マウスピース型歯科矯正装置による矯正治療の利点は次のとおりです。
- 透明な装置を使うため、装置が目立たず、見た目にわかりにくいです。
- 装置が取り外し可能なので、歯磨きなどのお口の健康維持が非常に容易に行えます。
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Demeritデメリット
マウスピース型歯科矯正装置による矯正治療の欠点は次のとおりです。
- 比較的軽度の症状の改善に向いており、他の矯正技術に比べて、適用できない症例が多いです。
- 歯をゆっくりと移動させるため、治療期間が長くなる場合があります。
- 装置を使用しないと治療が進まず、元に戻ることがあるため、患者様の協力度が治療期間に大きく影響します。
- 他の矯正技術に比べ、来院回数が多くなる場合があります。
治療期間
治療期間は、状態によって異なりますが、歯を徐々に移動させる方法であるため、他の矯正治療よりもやや長くなる傾向があります。また、患者様が毎日正確に装置を装着するかどうかが、治療期間に大きく影響します。
治療期間 | 1年~3年 |
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マウスピース矯正に向いている方
マウスピース型歯科矯正装置による矯正治療は、以下のような方に向いています。
- 歯に接着する装置(一般的に使用される表側や裏側の装置など)を使用せずに治療を希望する方
- 歯磨きやお口のお手入れに重視を置き、快適な環境を保ちながら治療を受けたい方
マウスピース矯正の流れ
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Step01無料矯正相談(30分〜1時間/無料)
ご来院いただき、院長がカウンセリングを行います。
口腔内を診察して症状や治療法についてお話しいたします。 -
Step02精密検査(約1時間/22,000円)
治療にご興味がある場合、続いて精密検査を行います。3Dデジタル矯正システムを使用して、モデルの作成や検査、さまざまな撮影を行います。
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Step03診断と治療計画(約1時間/33,000円)
精密検査の結果をもとに診断を行い、患者さまにあった治療計画を立てていきます。
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Step04マウスピース矯正の治療開始
口腔内の状態によっては、アタッチメントと呼ばれる、歯の表面に突起を取り付けることがあります。またInterproximal Reduction(IPR)またはディスキングと呼ばれる、歯と歯の間に微細な隙間を作る処置を行う場合があります。
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Step05リファインメント
必要に応じて再スキャンを行い、マウスピースを再作製することでより効果的な治療を行います。
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Step06保定(2-3年)
マウスピースによる矯正治療が完了した後は、歯並びが元の状態に戻ることを防ぐために、一定期間保定装置(リテーナー)を装着していただくことになります。
マウスピース矯正のよくある質問
Q1.お支払いはカードも可能ですか?
はい、お支払い方法に関して、弊社では各種カードに対応しております。
Q2.マウスピース矯正に適している症状、適していない症状を教えてください。
適している症状
歯の抜歯が必要でなく、比較的軽度な不正咬合、あるいは一部の歯列のみに不正がある場合。
矯正治療に適していない症状
歯の抜歯が必要な場合、あるいは重度な不正咬合の場合。
ただし、近年の技術の進歩により、これまで治療が困難とされていた症例に対しても、治療が可能となってきています。
Q3.マウスピースの取り扱いの注意点を教えてください。
大切なのは、1日20時間以上しっかりと装着することです。食事や飲み物を摂る際には取り外すことが必要ですが、紛失しないようにしっかりと管理してください。
料金について
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治療前 精密検査:22,000円 診断料:33,000円
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治療費 770,000円
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その他にかかる費用・管理料 来院ごとに3,300円
お支払いについて・・・・現金/カードでお願いいたします。
矯正治療のリスクについて
以下は矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用です。
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- 最初の数日間から1-2週間程度、矯正装置による不快感や痛みがあることが多く、その後慣れることが多いです
- 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間よりも長くなる可能性があります
- 矯正治療には患者の協力が重要であり、装置の使用状況や顎間ゴムの使用状況、通院の頻度などが治療結果や期間に影響します
- 歯を動かすことで歯根が短くなったり、歯ぐきがやせて下がったりする場合があります
- まれに、歯が骨と癒着しているため歯が動かないことがあります
- 歯を動かすことで神経が壊死することがまれにあります
- 顎関節症状が出ることがあります
- 治療計画が変更されることがあります
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの調整を行うことがあります
- 装置を外す際に、微小なエナメル質の亀裂が生じることがあり、補綴物が破損することがあります
- 装置が外れた後、保定装置を正しく使用しないと元の状態に戻る可能性があります
- 装置が外れた後、かぶせ物や修復物などを再度行う必要があることがあります
- あごの成長発育により、かみ合わせや歯並びが変化する可能性があります
- 矯正歯科治療を開始すると、治療前の状態に戻すことは困難になります